ざらめの再診結果…

3月25日のざらめの再診結果。

ステロイドと抗生剤を併用して腫れが小さくならないということは何らかの腫瘍性病変であることは確かである。そうなると内科的治療は不可能。できる治療といえばレーザーで外側の皮膚から腫瘍を焼き切ることだが、腫瘍を完全になくすわけではないために再発は免れない。何度か繰り返すことになるが、しばらく経ってから出血するなどリスクもある。そのためこの方法を勧めるのは、腫瘍が大きくなりすぎて口が閉まらず食事が摂れないなど末期の段階とのこと。

とりあえずざらめにストレスを与えていた投薬は終了とのことでホッとしました。何らかの症状が出てきたら再度受診するということで診察が終わりました。

診断は病変部をくりぬいて病理検査に出すこともできるみたいですが、意味なく侵襲を与える行為なのでもちろん行いません。

ちなみに最終的にどんな最期を迎えるのか聞いたところ、リンパ節転移等の可能性を見過ごしていなければ、ご飯や水を摂取することが難しくなり衰弱あるいは脱水による衰弱だろうと言われました。脱水は皮下点滴があり、ご飯も流動食の強制給餌をすることになるが、いずれ飲み込むことも難しくなるとのこと。ただし腫瘍は横に大きくなっていくため、気道を塞ぐなんてことはないだろうという話でした。

涙が出ました。全て想定していたことだからさらっと言ってもらえればなんてことなかったかもしれないですが、やはり先生も気を遣っているような面持ちでそれがなんだか余計に深刻なことに感じられてつらかったです。途中からは涙をこらえながらなんとか声を絞り出す始末で、いよいよ帰り道はぽたぽたとこぼれ出てしまいました。

最期までみんな一緒に穏やかに暮らせたらいいな。できることならころもやまつぼにお嫁さんを見つけて孫を見せてあげたかったな。

2021.0325/生後3歳4ヶ月4日/630g


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