ざらめの最期の様子

思い出すだけでつらいのですが、忘れないうちに日曜日の出来事を書き残しておこうと思います。

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まず投稿写真ですが、生前最後のざらめです。5月30日の19時5分頃、ケージ横で大人しく寝ているいるようだったので小さなぬいぐるみを置くなどふざけた写真を撮ってしまいました。実際には苦しくてたまらないときだったと思います。こんなことをしている場合ではなかったのに。腫瘍側の目は見えているのか見えてないのか光がなく、反対側の目だけ閉じていました。今思えば赤ちゃんの頃を除けばうちの子たちが人前で目を閉じることなんて早々なかったので、相当つらかったのだと思います。

そして約一時間後、投薬のために夫がざらめをリビングに連れてきました。慣れた手つきでステロイドと抗生剤を与えていきます。計三本のシリンジを使うのですが、一本目を飲み込む際ににゴゴゴゴッという人間が嘔吐する前に出る音がしてなにかおかしいと思いました。続けて二本目も同じ音がします。久しぶりに嫌がってキーと鳴きました。夫を止めます。ざらめを抱き上げたら、ぐにゃりと力が入っていません。「死んじゃった!」と叫びました。なんでこんな状態で投薬したのかと夫を責めました。リビングに連れてくるときにこんなに力がなかったら投薬どころではない。いつからこうだったのか。私が病院に連れて行くときはいつも元気だった。泣きながらざらめを見るとなんとか呼吸をしている。すぐに口呼吸になります。呼吸をするたびに鼻から白い液(与えたばかりの薬かもしれません)が出て鼻の穴を塞ぐので拭いてあげます。テレビや電気を消して静かに見守りましたが、いつも過ごした寝室の方がよいだろうと場所を移しました。呼吸の感覚が長くなっていき、最期は起きあがろうという仕草をしてぶるっと身体を震わせたと思ったら逝ってしまいました。

つまり投薬がとどめを刺したことは確かなんですよね。今にも命がつきそうだったのは間違いありませんが、最後の最後にとても苦しい思いをさせてしまいました。これに関しては夫に世話を任せきりだったこと、夫もつらさから次第に感情が麻痺し、最近では機械的な作業となってしまっていたことがあるみたいなので、もう責めるのはやめようと思っていますが、気付かなかったことにとても後悔しています。

また、ざらめを見ると肛門周囲が赤くただれていました。直径2cmほどの広範囲です。昨日からよく寝る場所を変えていたので大丈夫だろうと思っていましたが、あまり動けなくなっていたので褥瘡ができてしまったのか、あるいは下痢でもしていたのに気付かずただれさせてしまったのか。原因は分かりませんが、こんなものを作ってしまったことも申し訳ありません。さらに言えば全体的に体が汚く、目の周りの茶色い汚れもとてもひどかったので、亡くなる前に拭いてあげたかった。

以上が亡くなるまでの詳細です。 また思い出したことがあれば投稿します。


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